毎日疲労 田舎のJ( 'ー`)し

過疎地域でギリギリライフを送るシングルマザーの田舎暮らしと備忘録

仕事について

生きる上では仕事に就いてお金を稼がねばならない。
この過疎地域で困るものの一つは職だと思う。


この地域は主に土木関連の会社と、温泉が湧くため旅館や民宿など、僅かとはいえ観光業で成り立っているためわざわざ山を降りずとも私でも出来そうな仕事はあったが、やはりというべきか仕事の種類も条件や待遇は街と比べれば微妙、いやはっきり言って悪い。
または私に技術や知識や免許があれば、あるいは男であったら、そうでなくともパワーがあれば土木作業員として。
もしくはその会社の経理などを目指せたかもしれないが、残念ながら知識も免許もパワーもスタミナも無い。
それでも長い時間をかけての通勤を考えればプラマイゼロといったところだろう。


私は物件の手続きと並行をして、地域唯一の日帰り温泉施設に連絡を取った。
運よく施設のマネージャーを務める男性が応対してくれ、職を探していること、数ヶ月後にそちらの地域に移住すること、シングルマザーなこと。
この三点を相談した。
するとありがたいことにこの地域は万年人不足だからと快く面接をしてくれることを約束してくれた。
このマネージャー、本当に心の拠り所になるような優しい方で、今思い返してもつくづく私は人に恵まれたと思っている。
好好爺と辞書で引いたらおそらくこの人が出てくるだろうというくらいとてもお世話になっている。


やらなければならないことは山積みだったが、とりあえず生活基盤を整えることは地道に進めていった。